外務省・新着情報
令和4年5月20日
5月19日（現地時間同日）、ガーナ共和国の首都アクラにおいて、我が方、望月寿信駐ガーナ共和国日本国特命全権大使と、先方シェリ・アヨコー・ボチュウェイ・ガーナ共和国外務・地域統合大臣（H.E. Mrs. Shirley Ayorkor Botchwey, Minister for Foreign Affairs and Regional Integration, the Republic of Ghana）との間で、供与額24.55億円の無償資金協力「ノーザン州における保健医療体制改善計画」に関する書簡の交換が行われました。
- ガーナでは、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）の達成に向けて、保健医療サービスへのアクセス改善のための取組が進み、熟練出産介助者による分娩、産前産後ケア受診率や予防接種率の向上など、保健医療サービスへのアクセスが向上しています。その結果、母親と子どもの死亡率が1990年から半減するなど、健康状況に改善がみられる一方で、5歳未満児死亡率や妊産婦死亡率は依然として高く、医療施設でのサービスの質の改善が急務の課題となっています。
- この協力は、同国のノーザン州タマレ中央病院の施設の建て替え・拡張及び医療機材の整備、上位病院への緊急搬送が困難な同州内の郡病院に対する医療機材の整備を行うことにより、母子保健医療サービスの質及びリファラルシステム（病診連携）の改善を図り、もって同地域の母子の健康状態の改善に寄与するものです。
（参考）ガーナ共和国基礎データ
ガーナ共和国の国土面積は約23.9万平方キロメートル（日本の約3分の2）、人口は約3,107万人（2020年、世界銀行）、人口一人当たりの国民総所得（GNI）は約2,340米ドル（2020年、世界銀行）。