外務省・新着情報

令和4年5月20日

 5月20日、日本政府は、スリランカ民主社会主義共和国における人道状況が悪化していることを踏まえ、食料や医薬品供与のための人道支援として、300万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

  1. 今次緊急無償資金協力により、日本政府は、深刻な人道状況に陥っているスリランカ国民に対し、国連児童基金(UNICEF)を通じた150万ドルの医薬品支援及び国連世界食糧計画(WFP)を通じた150万ドルの食料支援を実施します。
  2. 我が国としては、本支援が、長きに亘る友好関係を有するスリランカの国民が直面する国難を克服する一助となることを願っています。
(参考)スリランカの人道状況(食料・医薬品)

 本年3月末のインフレ率は18.7%、特に食品のインフレ率は30.1%であり、米、小麦、ミルクパウダーの価格が昨年から45~95%上昇している。また医薬品のほとんどを外国からの輸入に頼るスリランカでは、外貨不足による輸入減により医薬品が不足するなど、スリランカ国民の生活は非常に厳しい状況下にある。


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