外務省・新着情報
令和4年5月25日
5月25日、午前10時30分から約30分間、林芳正外務大臣は、ビビアン・バラクリシュナン・シンガポール共和国外務大臣（Dr. Vivian BALAKRISHNAN, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Singapore）との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭
林大臣から、来日を歓迎しつつ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力等を強化していきたい旨述べました。これに対し、バラクリシュナン大臣から、二国間関係や地域・国際社会の諸課題について協力を更に強化していきたい旨述べました。 - 二国間関係
両大臣は、デジタル等の分野を含め、二国間の協力を一層推進していくことで一致しました。 - 地域情勢及び国際場裡における協力
- （1）両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略を非難した上で、引き続き連携して対応していくことを確認しました。
- （2）両大臣は、東シナ海や南シナ海における情勢やミャンマー情勢を含め、地域や国際社会の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。
- （3）また、両大臣は、本25日の発射を含む一連の弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。
- （4）本年、シンガポールがTPP委員会の議長を務めることも踏まえ、両大臣は同協定のハイスタンダードの維持の重要性について確認しつつ、今後も協力していくことで一致しました。また、両大臣は、IPEFの立ち上げを歓迎し、連携して対応していくことを確認しました。