外務省・新着情報

令和4年5月25日
日本企業向けウェブセミナー「三海域イニシアティブ-日本の投資家にとっての機会」に出席する、鈴木外務副大臣の様子
日本企業向けウェブセミナー「三海域イニシアティブ-日本の投資家にとっての機会」で開会挨拶を行う、鈴木外務副大臣の様子
  1. 5月25日、三海域イニシアティブ(Three Seas Initiative:3SI)をテーマとした日本企業向けウェブセミナー「三海域イニシアティブ-日本の投資家にとっての機会」が開催され、鈴木貴子外務副大臣が出席し、開会挨拶を行いました。本セミナーは、来月20日~21日にラトビアの首都リガにおいて開催される首脳会合及びビジネスフォーラム等に向け、日本企業に三海域イニシアティブの意義やその下での投資機会への理解を深めてもらうことを目的として、駐日ラトビア共和国大使館、駐日ポーランド共和国大使館及び海外投融資情報財団(JOI)の共催により開催されたものです。
  2. 鈴木副大臣は開会挨拶において、ロシアによるウクライナ侵略を受け、この地域の結束や連結性を高めることが喫緊の課題となっていることを指摘しました。そして、三海域イニシアティブは中・東欧・バルト地域における連結性向上により格差を縮小するとともに、日・EU連結性協力の推進や欧州の結束に資する有意義な取組と評価しました。また、この枠組が日本企業にとって中・長期的な投資の機会になり得るとし、本セミナーを通じ、当該地域における日本企業の活動が一層発展することを祈念する旨述べました。
  3. 鈴木副大臣の挨拶に続き、ペルシュ・ラトビア共和国外務次官及びヤブウォンスキ・ポーランド共和国外務次官が、それぞれの観点から、三海域イニシアティブの意義や来月の首脳会合及びビジネスフォーラムの重要性について述べました。また、JBICやラトビア及びポーランドの関係機関から三海域イニシアティブの投資機会に関して説明が行われました。

[参考]三海域イニシアティブ 2015年に中・東欧・バルト地域における連結性強化及び格差の縮小を目的として発足。三海域(バルト海、黒海及びアドリア海)に囲まれた地域のエネルギー、交通・運輸、通信・デジタル等の分野におけるインフラ整備を推進している。現在、12か国が参加している。


発信元サイトへ