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2022年5月30日

5月26日(木曜日)、27日(金曜日)、ドイツが主催するG7気候・エネルギー・環境大臣会合がドイツ・ベルリンにて開催され、経済産業省から細田経済産業副大臣が参加しました。また、環境省から大岡環境副大臣が参加しました。
地政学的情勢を踏まえたエネルギー安全保障の確保に加え、カーボンニュートラルの実現に向け、気候変動対策の強化や、エネルギー・トランジションの重要性、産業のグリーントランスフォーメーション等について議論が行われ、閣僚声明が採択されました。

1.G7気候・エネルギー・環境大臣会合

(1)概要

日程

令和4年5月26日(木曜日)、27日(金曜日)

参加国等

G7メンバー国(カナダ、EU、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカ合衆国)

招待国

インドネシア

招待国際機関等

IEA(国際エネルギー機関)、UNFCCC(気候変動枠組条約)、IRENA(国際再生可能エネルギー機関)等

(2)議論の内容

  • G7気候・エネルギー・環境大臣会合では、地政学的情勢を踏まえたエネルギー安全保障の確保に加え、カーボンニュートラルの実現に向け、気候変動対策の強化や、エネルギー・トランジションの重要性、産業のグリーントランスフォーメーション等について議論がなされました。
  • 細田経済産業副大臣は、4つのセッションに参加し、ウクライナ情勢も踏まえ、エネルギー安全保障の確保の観点が重要であること、世界全体のカーボンニュートラルの実現に向け、①各国の事情に応じた多様な道筋、②イノベーションの創出、③先進国による途上国へのエンゲージメントが重要であること、について発言しました。また、目標達成に向けた削減の取組を経済の成長の機会と捉え、排出削減と産業競争力の向上の実現に向けて、経済社会システム全体を変革すること、すなわちグリーントランスフォーメーション(GX)を進めていくことについて発言しました。
  • 会合での議論の内容を踏まえ、閣僚声明がとりまとめられました。

(3)成果文書

閣僚声明(日本語仮訳)PDFファイル
附属書:産業脱炭素化(原文)PDFファイル


2.参加閣僚との会談

G7気候・エネルギー・環境大臣会合の機会を捉えて、細田副大臣は、ドイツのハーベック経済・気候保護大臣、カナダのウィルキンソン天然資源大臣、米国のターク・エネルギー副長官、英国のハンズ・閣外大臣(エネルギー・クリーン成長・気候変動担当大臣)との間で、意見交換を行いました。
ドイツ・ハーベック大臣とは、電力部門の脱炭素化、海外向け化石燃料公的支援、気候クラブについて議論を行いました。
カナダ・ウィルキンソン大臣とは、エネルギー安全保障の確保に向けたLNGや上流投資支援、低炭素分野における協力について議論しました。
米国・ターク副長官とは、エネルギー安全保障の確保に向けたLNG部門等における協力、低炭素分野における日米間エネルギー協力について議論しました。

英国のハンズ・閣外大臣とは、エネルギー分野における二国間エネルギー協力について議論しました。

ドイツのハーベック経済・気候保護大臣との会談

カナダのウィルキンソン天然資源大臣との会談

米国のターク・エネルギー省副長官との会談


英国のハンズ・閣外大臣との会談
 

担当

  • 資源エネルギー庁 長官官房国際課 小泉
    担当者:大倉、稲葉
    電話:03-3501-1511(内線 4491~4494)
    03-3501-0598(直通)
    03-3501-3056(FAX)
  • 産業技術環境局 地球環境対策室 川口
    担当者:大岡、大浦 
    電話:03-3501-1511(内線 3524~3526)
    03-3501-7830(直通)
    03-3501-7697(FAX)

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