外務省・新着情報

令和4年5月30日

 5月30日(現地時間同日)、モルディブ共和国の首都マレにおいて、我が方、竹内みどり駐モルディブ共和国日本国特命全権大使と、先方アハマド・カリール・モルディブ共和国外務担当国務大臣(H.E. Mr. Ahmed Khaleel, Minister of State for Foreign Affairs of the Republic of Maldives)との間で、無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額6.50億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. インド洋の大小約1,200の環礁島から構成される小島嶼開発途上国(SIDS)のモルディブでは、住民島とリゾート島が南北約820kmに点在しており、島嶼国ゆえの治安維持の脆弱性を抱えています。同国では、陸上及び海上における犯罪防止対策、治安維持及び犯罪捜査等の任務を行っているモルディブ警察の保有機材の不足・老朽化への対策が急務となっています。
  2. この協力は、モルディブ政府に対し、警察保安関連機材(警察車両、警備艇等)を供与することにより、同国の治安対策能力の強化を図り、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与するとともに、海上保安能力の強化を通じ、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に寄与することが期待されます。
(参考)モルディブ共和国基礎データ

 モルディブは、面積約298平方キロメートル(東京23区の約半分)。人口約54.1万人(2020年、世界銀行)。1人当たり国民総所得(GNI)は6,830米ドル(2020年、世界銀行)。 


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