農林水産省・新着情報
プレスリリース
「TCFD提言に基づく気候関連リスクの情報開示の手引書(実践編)」の公表について
令和4年6月3日
農林水産省
農林水産省
農林水産省は、食品事業者を対象とした気候関連情報の開示に関する実践的な手引書「食料・農林水産業の気候関連リスク・機会に関する情報開示(実践編)」を作成しました。食品事業者において、ESG投資の引き込みや環境配慮経営の推進に活用いただきたいと考えています。
1.経緯
農林水産省は、2021年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」の中で、企業等による環境配慮経営の取組を促進し、情報開示を促す仕組みを支援することとしています。
昨年、情報開示の必要性を中心に解説した、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく手引書「食料・農林水産業の気候関連リスク・機会に関する情報開示(入門編)」を公表したところですが、今般、「フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践とその可視化の在り方検討会」における議論を踏まえ、手引書(実践編)をとりまとめました。
2.本手引きのポイント
- 事業者がつまずきやすいシナリオ分析を中心に、豊富な例示とともに視覚的にわかりやすい内容としています。
- 大企業と中小企業に応じて情報開示の流れを提示し、開示項目を明確化しています。
- 農業生産者等向けの対策を分野別に一覧化し、農林水産省が作成した脱炭素化技術紹介資料を技術の種類と成熟度で整理して提示しています。
- 食品事業者や責任投資家をメンバーに含む検討会において3回にわたり手引書案を議論し、指摘内容を反映しています。
3.公表資料
食料・農林水産業の気候関連リスク・機会に関する情報開示(実践編)(PDF : 12,090KB)
(分割版1(PDF : 1,915KB),2(PDF : 1,607KB),3(PDF : 1,969KB),4(PDF : 1,848KB))
4.参考
フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践とその可視化の在り方検討会
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/climate/visual.html
お問合せ先
大臣官房環境バイオマス政策課地球環境対策室
担当者:小田、吉田
代表:03-3502-8111(内線3289)
ダイヤルイン:03-6744-2473