外務省・新着情報

令和4年6月3日

 6月3日、午前11時から約90分間、韓国・ソウルにおいて、北朝鮮に関する日米韓協議が実施されました。同協議には、船越健裕アジア大洋州局長、ソン・キム米国北朝鮮担当特別代表及び金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長が出席しました。また、同日、船越局長は、キム特別代表及び金本部長との間でそれぞれ意見交換を行いました。

  1. これらの機会を通じて、三者は、日米・米韓首脳会談や日米豪印首脳会合が開催された直後の先月25日に北朝鮮による弾道ミサイル発射が行われたことを強く非難した上で、北朝鮮が核・ミサイル活動を強化していることは、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。
  2. その上で、三者は、核・ミサイル活動や新型コロナの状況に関するものを含め、最新の北朝鮮情勢について意見交換を行うとともに、今後の方針を綿密に摺り合わせ、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化の実現に向け、日米韓の安全保障協力を含む地域の抑止力強化、安保理を始めとする国連における対応、外交的な取組といった観点から、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携していくことで一致しました。
  3. また、船越局長から、キム特別代表及び金本部長に対して、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。

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