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令和4年6月6日
ジャーベル・アラブ首長国連邦産業先端技術大臣兼日本担当特使兼アブダビ国営石油会社CEOと松野博一内閣官房長官
ジャーベル・アラブ首長国連邦産業先端技術大臣兼日本担当特使兼アブダビ国営石油会社CEOによる松野博一内閣官房長官表敬

 6月6日、午前11時40分から約30分間、松野博一内閣官房長官は、訪日中のスルターン・アル・ジャーベル・アラブ首長国連邦(UAE)産業・先端技術大臣兼日本担当特使兼アブダビ国営石油会社(ADNOC)CEO(H.E.Dr. Sultan Al Jaber, Minister of Industry and Advanced Technology, Special Envoy to Japan, CEO of Abu Dhabi National Oil Company)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、松野官房長官から、ハリーファ大統領の薨去に対して弔意を述べるとともに、故ハリーファ大統領との間で築いた基礎の上に、今後、ムハンマド新大統領と緊密に連携し、両国の友好関係を更に発展させていきたい旨述べました。これに対し、ジャーベル大臣から、謝意を表明するとともに、外交関係50周年の機会を捉えて、日本との関係を一層強化していきたい旨述べました。また、ジャーベル大臣から、日本とUAEの戦略的パートナー関係は強固であり、国際原油市場の安定化や脱炭素に向けた取組を含めて日本を強く支えていきたいとの意向が示され、UAEがホストするCOP28に向けて日本の協力を得たいとの発言がありました。
  2. 松野官房長官から、UAEからの原油の安定供給及び日本企業の原油の上流開発等への参画に対し謝意を表明するとともに、先日2日のOPECプラスによる原油増産の決定を歓迎し、引き続き原油市場の安定化と増産に向けた協力を要請し、日本として、COP28に向けた協力を行う旨も表明しました。双方は、両国の協力関係の一層の拡大に向け、今後も緊密に連携していくことで一致しました。
  3. このほか、双方は、原油市場の安定化やウクライナ侵攻を受けた国際社会の連携、北朝鮮等の地域情勢についても意見交換を行い、昨5日の弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。

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