外務省・新着情報

令和4年6月8日

 6月8日午後1時頃(日韓時差なし)から約1時間50分、日米韓次官協議に出席するため韓国ソウルを訪問中の森健良外務事務次官は、趙賢東(チョ・ヒョンドン)韓国外交部第1次官との間で協議を行いました。

  1. 両次官は、ルールに基づく国際秩序が脅かされている現下の国際情勢において、日韓、日韓米の戦略的連携がこれほど必要な時はなく、日韓関係の改善は待ったなしであるとの認識で一致しました。
  2. 森次官から、1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき日韓関係を発展させていく必要があり、そのためには旧朝鮮半島出身労働者問題を始めとする日韓間の懸案の解決が急務である旨述べました。
  3. 両次官は、日韓関係の改善は急務であるとの認識で改めて一致するとともに、日韓間の懸案等について、これらを早期に解決すべく、両政府間で緊密かつスピード感を持って引き続き協議していくことで一致しました。
  4. また、森次官から、韓国調査船の事案について、改めて強く抗議しました。
  5. 両次官は、北朝鮮が核・ミサイル活動を強化していることは、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有した上で、北朝鮮への対応において、日韓・日韓米協力が重要であるとの認識で一致しました。また、森次官から、趙次官に対し、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。

発信元サイトへ