外務省・新着情報

令和4年6月10日
ウズベキスタン医師訪日団による表敬を受ける、鈴木副大臣の様子
ウズベキスタン医師訪日団による鈴木副大臣への表敬の様子(会談形式)
鈴木副大臣、ウズベキスタン医師団及びアブドゥラフモノフ駐日大使による、記念撮影の様子

 6月10日、鈴木貴子外務副大臣は、日本の医療機関(葵会、日本医科大学等)における研修のため訪日中のイリスメトフ外傷・整形外科専門科学実用医療センター長(団長)(Dr. Murodjon IRISMETOV, Director of Republican Specialized Scientific and Practical Medical Center of Traumatology and Orthopedics)率いるウズベキスタン医師団及びアブドゥラフモノフ駐日ウズベキスタン大使(H.E. Mr. Mukhsinkhuja ABDURAKHMONOV, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of Uzbekistan to Japan)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
 本件は、在京ウズベキスタン大使館及び一般社団法人Medical Excellence JAPAN(MEJ)との共催により、外務省、経済産業省、日本側医療機関、日本企業関係者等の出席を得つつ、両国の外交関係樹立30周年記念事業として開催したものです。

  1. 鈴木副大臣から、冒頭、以下のとおり挨拶を述べました。
  • (1)ウズベキスタン医師団の訪日を歓迎するとともに、在京ウズベキスタン大使館、MEJ、日本医科大学付属病院、日本企業関係者等から医療分野における日本とウズベキスタンとの人的交流をサポートいただき感謝する。
  • (2)4月の林外務大臣のウズベキスタン訪問に続き、昨日9日には日・ウズベキスタン首脳電話会談が行われ、ハイレベルでの政治対話が活発化していることをうれしく思う。本年の両国の外交関係樹立30周年の機会に戦略的パートナーシップが更に発展することを期待する。
  • (3)近年、新型コロナウイルス対策を始め両国の医療分野における協力が拡大していることを歓迎する。今後、MEJの枠組みを活用しつつ両国の協力が更に強化されることを期待する。
  1. アブドゥラフモノフ大使から、鈴木副大臣による温かい歓迎に感謝する旨述べるとともに、2019年12月のミルジヨーエフ大統領の訪日により両国関係に良いダイナミズムが生まれており、新型コロナ禍においても両国の関係が発展していることをうれしく思うと述べました。また、新型コロナ対策のための医療機材やCOVAX経由でのワクチン20万回の供与に対して謝意を表明しつつ、カラカルパクスタン医科大学病院への日本製機材供与は環境汚染及び健康被害の深刻なアラル海周辺地域への支援として大変有益であり深く感謝する旨述べました。本年の外交関係樹立30周年及び戦略的パートナーシップ20周年の機会に医療分野を含む幅広い分野で更なる関係強化を目指したいとの発言がありました。
  2. イリスメトフ訪日団長から、今回の受入れのアレンジをいただいたMEJ、葵会、日本医科大学を始めとする日本側関係者の温かい歓迎に深く感謝する、外交関係樹立30周年の節目に訪日できたことをうれしく思うと述べました。また、ウズベキスタンは日本との医療分野での連携を重視しており、今回の日本における外傷・整形分野の研修で得られた知見をウズベキスタンにおける医療サービス向上のために役立てたい、MEJや日本医療関係機関との医療分野における協力が更に発展することを期待している旨述べました。
  3. 笠貫MEJ理事長から、MEJは政府、産業界、医学界、医療界が相互に協力するためのプラットフォームを提供してきており、今後、ウズベキスタンとも医療・ヘルスケア産業と連携しつつ協力を進めていきたいと述べました。また、北野MEJ業務執行理事からMEJの取組について説明があり、松本医療機器産業連合会(医機連)副会長兼NPO法人海外医療機器技術協力会(OMETA)会長他から医機連及びOMETAの取組について説明がありました。
  4. その後、ウズベキスタン医師団と日本側出席者との間で意見交換が行われ、引き続き意思疎通を図っていくことで一致しました。

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