外務省・新着情報

令和4年6月14日

 6月14日、午後4時20分から約25分間、林芳正外務大臣は、カトリーヌ・コロンナ・フランス欧州・外務大臣(H.E. Ms. Catherine Colonna, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、コロンナ大臣の就任に祝意を表すとともに、特別なパートナーである日仏間の協力を極めて重視しており、ロシアのウクライナ侵略への対応やインド太平洋での協力を始め、様々な課題に引き続き共に取り組むべく、一層の関係強化に向け緊密に協力していきたい旨述べました。これに対し、コロンナ大臣から、祝意への謝意を表しつつ、日本との関係を非常に重視しており、様々な分野で日仏協力を更に強化していきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、ロシアのウクライナ侵略に関し、力による一方的な現状変更は、世界のどこであれ認められないとの認識で一致しました。コロンナ大臣は、ロシアの侵略への対応についての日本の強力なコミットメントに感謝する旨述べ、両大臣は、G7を始め国際社会が結束して対露制裁及びウクライナ支援を継続することの重要性を確認しました。また、食料危機に直面する脆弱な国々を支援していくことで一致しました。
  3. 両大臣は、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識で一致し、林大臣から、フランスがEUのインド太平洋への関与強化を主導していることを改めて評価する旨述べました。両大臣は、インド太平洋地域の二国間の多層的な協力を実現するため、日仏包括的海洋対話、インド太平洋作業部会など様々な枠組みでの協議を通じて具体的な協力を進めていくことで一致しました。
  4. 両大臣は、安全保障・防衛分野で近年二国間協力が著しく進展していることを評価し、同分野での連携を引き続き促進していくことを確認しました。また、両大臣は東アジア情勢についても議論し、一連の弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。

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