外務省・新着情報

令和4年6月16日

 6月15日(現地時間同日)、マダガスカル共和国のアンタナナリボ市において、我が方、樋口義広駐マダガスカル共和国日本国特命全権大使と、先方ランジアマンジャトゥ・リシャール・マダガスカル共和国外務大臣(H.E. Mr. RANDRIAMANDRATO Richard, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Madagascar)との間で、供与額7.00億円の井戸掘削のための無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. 近年、マダガスカル南部では降水量が平年の50%以下に落ち込んでおり、その結果、多くの地区で地下水位の極端な低下及び飲料水の入手困難な状況が生じており、深刻な干ばつに直面しています。とりわけ同地域のアンジュイ州アンブブンベでは、食糧不足、低栄養状態、衛生的な水へのアクセス及び治安悪化等の様々な課題が深刻化しており、水不足が喫緊の課題です。
  2. この協力は、マダガスカル政府に対し、井戸掘削関連機材(車載型井戸掘削機、浄水装置等)を供与することを通じて、同国の水不足が深刻な地域における安全な水へのアクセス改善を図り、もって同国の経済社会開発に寄与するものです。
(参考)マダガスカル共和国基礎データ

 マダガスカル共和国の面積は約58.7万平方キロメートル(日本の約1.6倍)、人口は約2,769万人(2020年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は470米ドル(2020年、世界銀行)。


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