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令和4年6月20日
三海域イニシアティブ首脳会合における林外務大臣ビデオ・メッセージ

 6月20日、「三海域イニシアティブ(Three Seas Initiative:3SI)」首脳会合が、今年の3SI議長国であるラトビア共和国のリガで開催され、林芳正外務大臣が日本政府を代表してビデオ・メッセージを発出しました。

  1. 林大臣は、メッセージの中で、ロシアによるウクライナ侵略に直面する今日、 バルト諸国及び中・東欧地域の結束や連結性を強化することが喫緊の課題となっており、三海域イニシアティブはこれまで以上に重要になってきている旨述べた上で、同イニシアティブへの日本の関与を強化したい旨述べました。
  2. その上で、林大臣は、日本企業はその最先端の技術と専門性で、三海域イニシアティブが重視する連結性の強化やエネルギー、運輸及びデジタル分野でのインフラ整備に貢献することができると述べ、このイニシアティブの下でのプロジェクトへの日本企業の積極的な参加を促進していきたいと述べました。
  3. さらに、林大臣は、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識の下、日本はこの地域の同志国と共に欧州の現在の状況に立ち向かい、この地域の強靱性と繁栄を高めるべく、三海域イニシアティブの参加国と積極的に連携していく旨述べました。

[参考1]三海域イニシアティブ
 2015年に中・東欧・バルト地域における連結性強化及び格差の縮小を目的として発足。三海域(バルト海、黒海及びアドリア海)に囲まれた地域のエネルギー、交通・運輸、通信・デジタル等の分野におけるインフラ整備を推進している。現在、12か国(オーストリア、ブルガリア、クロアチア、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニア)が参加。

[参考2]別添PDF
 「三海域イニシアティブ首脳会合おける林外務大臣ビデオ・メッセージ」(英文(PDF) 別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF) 別ウィンドウで開く


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