本田外務大臣政務官のオマーン及びバーレーン訪問（結果）

　6月20日、本田政務官は、ウーフィー・エネルギー・鉱物資源大臣（H.E. Eng. Salim bin Nasser bin Said al Aufi, Minister of Ministry of Energy and Minerals）と会談を行いました。
　双方は、本年の日・オマーン外交関係樹立50周年の機会を捉え、クリーン・エネルギーを含む次の50年に向けた二国間協力につき意見交換を行ったほか、国際原油市場の安定化に向けた連携を確認しました。

　同日、本田政務官は、バドル外務大臣（H.E. Sayyid Badr bin Hamad al Busaidi, Foreign Minister）と会談を行い、本年の日・オマーン外交関係樹立50周年の機会を捉え、次の50年に向けた協力強化について意見交換を行いました。
　本田政務官から、オマーンは戦略的に重要なパートナーであり、日本は、イエメン情勢などの数々の課題解決に向けたオマーンの外交努力を評価しており、緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、バドル外相から、日本のイエメン人道支援に謝意表明があるとともに、引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。
　また、双方は、ウクライナ情勢及びイラン情勢への対応や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。

　6月21日、本田政務官は、ワハイビー行政・財政担当外務次官（H.E. Mohammed Al Wahaibi, Undersecretary for Administrative and Financial Affairs, MOFA）と会談を行いました。
　双方は、国際場裡における協力、ウクライナ情勢への対応や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、緊密に連携していくことで一致したほか、イエメン情勢、イラン情勢及び中国や北朝鮮を含むアジア情勢等の幅広い分野につき意見交換を行いました。

　6月21日、本田政務官は、マスカットにある海洋安全保障センター（Maritime Security Center; MSC）を訪問し、ライーシー海軍副司令官（Commodore Tarik bin Issa Al Raisi, Acting Commander of the Royal Navy of Oman）と、ホルムズ海峡における船舶の航行の安全確保や、アラビア海における海軍訓練について意見交換を行いました。

　6月20日、本田政務官は、オマーンに進出する日本企業関係者と懇談を行い、日本企業のニーズや経済交流を一層促進するための課題について聴取するとともに、二国間経済関係の更なる発展のための方途につき意見交換を行いました。

　6月22日、本田政務官は、ザヤーニ外務大臣（H.E. Dr. Abdullatif bin Rashid Al Zayani, Minister of Foreign Affairs）と会談を行いました。
　双方は、本年の日・バーレーン外交関係樹立50周年の機会を捉え、宇宙分野や経済・ビジネス分野など幅広い分野で、両国間の協力をより一層強化していくことを確認しました。また、双方は、ウクライナ情勢についての意見交換も実施し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。このほか、イラン情勢、北朝鮮を始めとする東アジア情勢などについて意見交換し、地域の安定化に向け、引き続き様々なレベルで緊密に連携していくことを確認しました。

　同日、本田政務官は、ハリーファ・バーレーン南部県知事（H.H. Shaikh Khalifa bin Ali bin Khalifa Al Khalifa, Governor of the Southern Governorate of the Kingdom of Bahrain)と会談を行いました。
　双方は、本年の外交関係樹立50周年を踏まえ、更なる二国間関係の強化に向けて意見交換を行いました。

　6月23日、本田政務官は、サルマン・バーレーン財務・国家経済大臣（H.E. Shaikh Salman bin Khalifa Al Khalifa, Minister of Finance and National Economy)と会談を行いました。
　本田政務官から、「日・バーレーン投資協定」の署名について、サルマン大臣の協力に謝辞を述べ、双方は、今後両国の経済関係の更なる発展に向けて、緊密に協力していくことで一致しました。

　6月23日、本田政務官は、バーレーン財務・国家経済省において、サルマン財務・国家経済相及び宮本駐バーレーン大使立会いの下、フムード財務・国家経済省財務担当次官（H.E. Mr. Yusuf Abdulla Humood, Undersecretary for Financial Affairs, Ministry of Finance and National Economy）との間で「投資の相互促進及び相互保護に関する日本国とバーレーン王国との間の協定」（日・バーレーン投資協定）の署名を行いました。
　この協定の締結により、投資環境の整備が一層促進され、両国間の経済関係が更に緊密化することが期待されます。

日・バーレーン投資協定の署名

　6月22日、本田政務官は、ベイリー米中央海軍兼第五艦隊副司令官（Rear Admiral Sean R．Bailey, Deputy Commander, U.S. Naval Forces Central Command）と会談を行いました。
　本田政務官から、国際的に重要なシーレーンを含む中東・アフリカ地域の海域の安全に米軍が尽力していることに敬意を表明し、我が国の海賊対処部隊及び連絡官に対する支援への謝辞を述べました。
　また、本田政務官は、ベイリー副司令官から米中央海軍の組織概要や活動等についてブリーフィングを受けるとともに、湾岸諸国を始めとする地域情勢等について意見交換を行いました。

　さらに、本田政務官は、第五艦隊に連絡官として派遣されている海上自衛官に対して、日頃の任務への敬意を表し、今後の活動に対する激励の言葉を伝えました。

　6月22日、本田政務官は、滞在先においてナーセル・バーレーン・日本ビジネス友好協会会長（Mr. Nasser Al Arayedh, Chairman of the Bahrain Japan Business Friendship Society; BJBFS）による表敬を受けました。
　本田政務官は、BJBFSの活動について聴取するとともに、双方は、二国間経済関係の更なる発展のための方途につき意見交換を行いました。

　6月22日、本田政務官は、バーレーンに進出する日本企業関係者と懇談を行い、日本企業のニーズや経済交流を一層促進するための課題について聴取するとともに、二国間経済関係の更なる発展のための方途につき意見交換を行いました。