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プレスリリース

国際原子力機関(IAEA)との海洋モニタリングに関する協力プロジェクトの報告書の公開

令和4年6月27日
水産庁

我が国では、海域モニタリングデータの信頼性、透明性の維持向上のため、国際原子力機関(IAEA)との協力により、福島県沖の水産物等の共同採取、分析を含む海洋モニタリングに関する協力プロジェクトを実施してきました。
今般、IAEAが2021年のプロジェクトの結果を公表しましたのでお知らせします。2021年の分析機関間比較(Interlaboratory Comparison(ILC*))にはフランス、ドイツ、韓国の分析機関も参加しました。

*ILC
分析機関間比較(Interlaboratory Comparison)の略称。放射能を分析する機関が、試料の採取から分析までの過程において同一の試料を用いて放射能の測定及び分析結果の比較を行い、放射能測定方法の適切さを確認するもの。

1.概要

本報告書において、IAEAは、前回の報告に引き続き、放射能の分析に参加した日本の分析機関の試料採取方法は適切であり、かつ、参加した日本の分析機関が高い正確性と能力を有しているとしています。

2.報告書の公表

報告書(原文)は以下のURLにて入手可能で、報告書の概要の仮訳は以下の添付資料をご覧下さい。

https://www.iaea.org/about/organizational-structure/department-of-nuclear-sciences-and-applications/division-of-iaea-environment-laboratories/marine-monitoring-confidence-building-and-data-quality-assurance/reports

<添付資料>
2021年分の報告書概要(仮訳)(PDF : 388KB)

3.その他

IAEAが作成したILCの紹介動画については下記URLから閲覧することができます。

https://www.iaea.org/newscenter/multimedia/videos/the-fukushima-data-checkers-monitoring-the-monitors

(参考)
令和3年11月5日付けプレスリリース「国際原子力機関(IAEA)との共同事業の一環として実施する水産物採取について」

https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kenkyu/211105.html

お問合せ先

水産庁研究指導課
担当者:長谷川、中村
代表:03-3502-8111(内線6782)
ダイヤルイン:03-6744-2030

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