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令和4年6月26日
お互いに向き合い、握手を交わす、両首脳の様子 エマニュエル・マクロン仏大統領と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
正面を向き、握手を交わす、両首脳の様子 エマニュエル・マクロン仏大統領と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 現地時間6月26日午後5時50分(日本時間27日午前0時50分)から約40分間、G7首脳会合のためドイツを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、エマニュエル・マクロン・フランス共和国大統領(H.E. Mr. Emmanuel Macron, President of the French Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、「特別なパートナー」であるフランスとの連携が一層重要である旨述べ、フランスのインド太平洋への関与の継続・強化に期待を表明しました。これに対しマクロン大統領から、安全保障・経済など様々な分野で日仏協力を戦略的に強化していきたい旨述べました。
  2. 両首脳は、インド太平洋、海洋、サイバー、宇宙、原子力など様々な分野において多層的な協力を進めていくことで一致しました。岸田総理から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃への協力を改めて求めました。
  3. 両首脳は、ロシアのウクライナ侵略に関し、強力な対露制裁とウクライナ支援を継続していくこと、また侵略が引き起こした食料危機に対応すべく、影響を受ける脆弱国への支援に連携して取り組んでいくことで一致しました。また、両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル開発活動への強い懸念を共有し、拉致問題を含め、日仏で連携して対応していくことを改めて確認しました。

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