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令和4年6月27日
向かい合い、お互いに握手を交わす、両首脳の様子 ジャスティン・トルドー・カナダ首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
正面を向き、笑顔でお互いに握手を交わす、両首脳の様子 ジャスティン・トルドー・カナダ首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 現地時間6月27日午前9時35分(日本時間午後4時35分)から25分間、G7エルマウ・サミットに出席するためドイツを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジャスティン・トルドー・カナダ首相(The Right Honourable Justin Trudeau,Prime Minister of Canada)と日加首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略への対応を始めとして、日本とカナダが緊密に連携してきていることを歓迎しました。
  2. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略について、引き続きG7を始めとする国際社会と緊密に連携しながら、強力な対露制裁を継続しつつ、ウクライナ支援を進めていくことを確認しました。また、両首脳は、エネルギーや食料の供給不足や価格高騰を受け、日加間で緊密に連携していくことで一致しました。
  3. 両首脳は、インド太平洋情勢についても議論し、力による一方的な現状変更の試みは認められないことで一致するとともに、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応においても引き続き連携していくことを確認しました。
  4. 両首脳は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持するため、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた日加協力の6つの優先分野(注)で具体的で力強い連携を進めていくことで一致しました。両首脳は、TPP11について戦略的な観点も踏まえて率直な議論を行い、緊密に連携していくことで一致しました。
  5. 両首脳は、来年のG7広島サミットの成功に向けて緊密に協力していくことで一致しました。

 (注)自由で開かれたインド太平洋に資する日本及びカナダが共有する6つの優先協力分野
 (1)法の支配、(2)平和維持活動、平和構築及び人道支援・災害救援、(3)健康安全保障(ヘルス・セキュリティ)及び新型コロナウイルス感染症への対応、(4)エネルギー安全保障、(5)自由貿易の促進及び貿易協定の実施、(6)環境及び気候変動


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