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令和4年6月27日
向かい合い、お互いに握手を交わす、両首脳の様子 シャルル・ミシェル欧州理事会議長と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
正面を向き、笑顔でお互いに握手を交わす、両首脳の様子 シャルル・ミシェル欧州理事会議長と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 6月27日現地時間午前9時(日本時間午後4時)から約30分間、G7エルマウ・サミット出席のためドイツを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、シャルル・ミシェル欧州理事会議長(H.E. Mr. Charles Michel, President of the European Council)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、5月の日EU定期首脳協議では有意義な意見交換を行い、充実した共同声明を発出することができた、ウクライナ危機の中でのEU首脳による訪日は、価値を共有する日本との戦略的パートナーシップの重視の現れと評価している旨述べました。また、ミシェル議長による広島訪問に感謝し、平和記念館でのスピーチは素晴らしいものであった旨述べました。これに対し、ミシェル議長から、定期首脳協議のための総理の尽力に謝意表明があるとともに、広島を訪問することができ強い感銘を受けた旨述べ、また、日EU協力をさらに深化していきたい、G7広島サミットの成功に向け協力したい旨述べました。
  2. 両首脳は、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くため、ロシアによるウクライナ侵略への対応や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、引き続き緊密に協力していくことで一致しました。
  3. 両首脳は、インド太平洋情勢についても議論し、力による一方的な現状変更の試みは認められないことで一致しました。また、ミシェル議長から、北朝鮮問題について、拉致問題を含め、常に日本を支持している旨述べ、日EUで連携していくことで一致しました。

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