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2022年6月7日

6月7日(火曜日)、萩生田経済産業大臣は、来日中のジャーベル・アブダビ国営石油会社(ADNOC)CEO兼UAE産業・先端技術大臣との間で会談を行い、クリーンエネルギーや先端技術分野での関係強化について議論するとともに、国際原油市場の安定化に向けた働きかけを行いました。
会談後、萩生田大臣は、三井物産、ENEOS及びADNOC間でクリーン水素製造事業に関する共同事業化検討契約(JSA)への署名式に立ち会い、クリーンエネルギー分野における二国間の具体的な協力の進展を歓迎しました。

会談では、萩生田大臣から、日本への原油の安定供給に対する謝意を伝達するとともに、増産を含め十分な原油供給と生産余力への投資を通じた、国際原油市場の安定化に向けた協力を働きかけました。また、ウクライナ情勢によりエネルギー安定供給の重要性が高まっている中で、エネルギーセキュリティを十分に確保しながら、気候変動にも対応するバランスの取れたエネルギートランジションを進めていくことの必要性を確認しました。さらに、石油・ガス分野に加えて、クリーンエネルギー、先端技術分野等の新たな分野でも二国間協力を深化させていくことで一致しました。

会談後、萩生田大臣は、三井物産、ENEOS及びADNOC間のクリーン水素製造事業に関する共同事業化検討契約(JSA)(※)の署名式に立ち会いました。こうした案件の具体化により、今後のクリーンエネルギー分野における二国間協力の加速化が期待されます。

※クリーン水素事業に関する共同事業化検討(JSA)
・三井物産ENEOS及びADNOCが、UAE/アブダビのルワイス工業団地のタアジーズ地区におけるブルー水素製造、MCH(メチルシクロヘキサン)を活用した日本への水素輸出の事業化検討を行うもの。水素製造時に発生するCO2は回収し、EOR(原油増進回収法)に利用する予定。
・本JSAは共同検討の実施に伴い各社の役割や推進体制につき、当事者間で確認するためのもの。

 会談の様子

署名式の様子

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部
石油・天然ガス課長 早田
企画官:渡邉
担当者:稲垣、児玉 

電話:03-3501-1511(内線4641~6)
03-3501-1817(直通)
03-3501-8563(FAX)

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