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令和4年6月27日
マタメラ・シリル・ラマポーザ・南アフリカ共和国大統領と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 6月27日、午後6時30分頃(ドイツ時間)から約40分間、G7首脳会合出席のためドイツを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、マタメラ・シリル・ラマポーザ・南アフリカ共和国大統領(H.E. Mr. Matamela Cyril RAMAPHOSA, President of the Republic of South Africa)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、8月に開催するTICAD8では、ラマポーザ大統領と協力して、アフリカ自身が主導する発展を力強く後押しし、アフリカ開発の指針を示していきたい旨述べました。これに対し、ラマポーザ大統領から、日本は政治・経済・外交などあらゆる面で特別なパートナーである、日本企業の更なる進出、二国間の貿易・投資関係の更なる発展を期待する旨述べました。
  2. 岸田総理大臣から、ロシアのウクライナ侵略により、アフリカが痛みを受けていることへの懸念を示し、ロシアがウクライナの農業に打撃を与え、穀物輸出を妨げていることが、世界的な食料危機を起こしていることを指摘した上で、日本として、アフリカ諸国への食料支援を行っていく旨述べました。これに対し、ラマポーザ大統領から、今般のウクライナでの紛争により、アフリカの食料安全保障における脆弱性が明らかとなったところ、これを改善していくために支援を頂ければ有り難い旨述べました。
  3. また、両首脳は、安保理改革を含む国連全体の機能強化、北朝鮮の核・ミサイルや拉致問題を始めとする東アジア情勢等についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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