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令和4年6月28日
正面を向き、お互いに笑顔で握手を交わす、両首脳の様子 フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
会談する、両首脳の様子 フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 6月28日現地時間午前9時40分(日本時間午後4時40分)から約25分間、G7エルマウ・サミット出席のためドイツを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ウァズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長(H. E. Dr. Ursula von der Leyen, President of the European Commission)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、ウクライナ危機の中で5月に訪日いただき、価値を共有する日本とEUの戦略的パートナーシップを確認する重要な機会となった、日EU定期首脳協議では有意義な意見交換を行い、充実した共同声明を発出することができた、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くため、ロシアによるウクライナ侵略への対応や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。
  2. これに対し、フォン・デア・ライエン委員長から、定期首脳協議では、良いロードマップを作成することができた、価値を共有しルールに基づく国際秩序に関する見方を共有するEUと日本の協力を更に深化させ、インド太平洋の平和と安定のため、協力していきたい旨述べました。
  3. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略に対し、一致団結して強力な対露制裁とウクライナ支援を続けていくことで一致しました。また、両首脳は、インド太平洋情勢についても議論し、力による一方的な現状変更は認められないことで一致しました。
  4. 両首脳は、日EU経済関係をさらなる高みに引き上げていくことで一致し、また、岸田総理から、EUによる日本産食品への輸入規制の早期撤廃を求めました。

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