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令和4年6月28日
向かい合い、お互いに会話を交わす、両首脳の様子 ジョンソン英国首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
正面を向き、お互いに笑顔で握手を交わす、両首脳の様子 ジョンソン英国首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
会談を行う、両首脳の様子 ジョンソン英国首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 現地時間6月28日午前9時(日本時間同日午後4時)から約30分間、G7首脳会合のためドイツを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ボリス・ジョンソン英国首相(The Rt Hon Boris Johnson MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、5月の訪英の際の温かいおもてなしへの謝意を表明するとともに、明日英国が日本産食品の輸入規制を撤廃することを歓迎する旨、また、先週の海上自衛隊練習艦隊の英国寄港に触れ、インド太平洋での連携を含め更なる日英安全保障・防衛協力を促進したい旨述べました。これに対してジョンソン首相から、価値を共有する両国の関係は、安全保障、技術、貿易など様々な分野でますます強化されきており、福島産食品については少し時間がかかったが明日から英国による規制が撤廃されることは喜ばしい旨述べました。
  2. 両首脳は、日英円滑化協定(RAA)の早期署名に向けて作業を進めていくこと、次期戦闘機協力についての協議を加速していくことを改めて確認しました。岸田総理からは、欧州に進出している日系企業のビジネスの継続性確保の観点から、北アイルランド議定書に関し、英EU間の協議による決着を期待する旨述べました。
  3. 両首脳は、ロシアのウクライナ侵略に関連して、食料やエネルギー分野の課題を含めて、G7が連携して対処し、影響を受けている国々を支援していくことが必要であるとの認識で一致しました。
  4. また、両首脳は、インド太平洋情勢についても議論し、力による一方的な現状変更は認められないことで一致するとともに、北朝鮮の拉致・核・ミサイル問題についても引き続き緊密に連携することを確認しました。

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