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令和4年6月29日
正面を向き、お互いに握手を交わす、岸田総理とストルテンベルグ事務総長の様子 ストルテンベルグ・NATO事務総長と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
着席し、向かい合って会談する、岸田総理とストルテンベルグ事務総長の様子 ストルテンベルグ・NATO事務総長と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 現地時間6月29日午後3時5分(日本時間同日午後10時5分)から約15分間、NATO首脳会合出席のためスペインを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、イェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長(H.E. Mr. Jens Stoltenberg, Secretary General of the North Atlantic Treaty Organization (NATO))と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、今回のNATO首脳会合への招待に感謝の意を述べつつ、ストルテンベルグ事務総長による日本を始めとするNATOのアジア太平洋パートナーとの関係強化に向けた取組を評価し、NATOの新たな「戦略概念」の策定というタイミングで首脳会合に参加したことは歴史的な意義がある旨述べました。これに対し、ストルテンベルク事務総長から、今回の首脳会合に参加していただき感謝申し上げる、日本はNATOの重要なパートナーであり、更にパートナーシップを強化していきたい旨述べました。
  2. 双方は、欧州とインド太平洋の安全保障は切り離せないとの認識の下、インド太平洋地域の情勢についても意見交換し、日・NATO間での協力をこれまで以上に深めていくことが重要であるとの認識で一致しました。双方は、現行の「日・NATO国別パートナーシップ計画(IPCP)」を新時代にふさわしいものにアップグレードし、新たな協力文書の早期合意に向けて作業を加速することを確認しました。また、日・NATOの相互の演習へのオブザーバー参加等の協力を拡充していくことで一致しました。

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