外務省・新着情報

令和4年7月7日
会談を前に、記念撮影を行う林外務大臣と、ペニー・ウォン外相
日豪外相会談が行われている様子

 現地時間7月7日午後8時40分(日本時間7日午後9時40分)から約30分間、G20外務・開発大臣会合に出席するためインドネシア・バリを訪問中の林芳正外務大臣は、ペニー・ウォン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon. Penny Wong, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林外務大臣から、本年5月以来のウォン外相との再会を嬉しく思う旨述べるとともに、インド太平洋地域の安全保障環境が一層厳しくなる中で、日豪両国の「特別な戦略的パートナーシップ」を一層強化し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、ウォン外相と緊密に連携していきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、日豪両国の安保・防衛協力を引き続き着実に強化していくことで一致しました。また、両大臣は、ウクライナ情勢を踏まえたインド太平洋地域における同志国連携について議論する中で、米国によるインド太平洋地域への関与を確保していくことの重要性につき一致し、日米豪や日米豪印での協力を通じた連携を確認しました。さらに、両大臣は、欧州との連携の重要性について一致しました。
  3. 両大臣は、太平洋島嶼国地域情勢についても意見交換し、地域における日豪両国の連携を深めていくことで一致しました。
  4. 両大臣は、核・ミサイル問題、拉致問題を含む北朝鮮への対応や安保理改革を含む国連全体の機能強化においても引き続き連携していくことを確認しました。
  5. 両大臣は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)について、戦略的な観点も踏まえて率直な議論を行い、引き続き両国で緊密に連携していくことを確認しました。

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