外務省・新着情報

令和4年7月7日
会談を前に、記念撮影を行う林外務大臣とウォプケ・フックストラ副首相兼外務大臣
日・オランダ外相会談が行われている様子

 G20外相会合出席のためインドネシアを訪問中の林芳正外務大臣は、現地時間7月7日午後7時21分(日本時間同日午後8時21分)から約60分間、ウォプケ・フックストラ・オランダ王国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Wopke HOEKSTRA, Deputy Prime Minister, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of the Netherlands)との間でワーキングディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、初めて対面で会談ができ喜ばしい、400年以上の歴史的関係を有し、基本的価値を共有する戦略的パートナーであるオランダとの関係を重視しており、ロシアによるウクライナ侵略への対応や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、協力を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、フックストラ大臣から、オランダは日本との関係を重視しており、二国間・国際場裡での連携を強化していきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略は、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、力による一方的な現状変更は、世界のどこであれ認められず、今ほど基本的価値を共有する国々の結束が求められている時はないとの認識で一致しました。
  3. 両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、安全保障や経済安全保障等の分野で連携を一層強化していくことを確認しました。また、林大臣から、EUによる日本産食品輸入規制措置の早期撤廃への協力を改めて求めました。
  4. 両大臣は、インド太平洋情勢についても議論し、力による一方的な現状変更の試みは認められないことで一致するとともに、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等においても、引き続き連携していくことを確認しました。

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