外務省・新着情報

令和4年7月8日

 7月7日(現地時間同日)、ガンビア共和国の首都バンジュールにおいて、我が方、伊澤修駐ガンビア共和国日本国特命全権大使(セネガルにて兼轄)と、先方ママドゥ・タンガラ・ガンビア共和国外務・国際協力・在外ガンビア人大臣(H.E. Mr. Mamadou TANGARA, Minister of Foreign Affairs, International Cooperation and Gambians Abroad, Republic of the Gambia)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ガンビアでは、主に天水農業が行われているため農作物の生産量は天候に左右され不安定であり、食料自給率は約5割程度に留まっています。また、新型コロナウイルス感染症の流行により、同国の主要産業である観光業が打撃を受けたため、同国経済は甚大な損失を被っており、貧困や食料不足が問題となっています。さらに、ウクライナ情勢の影響により食料需給の逼迫や物価上昇等が起きており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
  2. この協力は、ガンビアの食料安全保障の確保を目的とし、先月のG7エルマウ・サミットにて岸田総理大臣が表明した、グローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援の一環として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. また、我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)ガンビア共和国基礎データ

 ガンビア共和国の面積は約1.13万平方キロメートル(日本の秋田県程度)、人口は約242万人(2020年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は750米ドル(2020年、世界銀行)。


発信元サイトへ