外務省・新着情報

令和4年7月11日

 7月8日(現地時間同日)、カメルーン共和国の首都ヤウンデにおいて、我が方、池田潔彦在中央アフリカ共和国日本国臨時代理大使(カメルーンにて兼轄)と、先方ワンジャ・カーリア・ンドホ国連世界食糧計画(WFP)カメルーン事務所長(Ms. Wanja KAARIA NDOHO, Representative and Country Director of WFP Cameroon)との間で、中央アフリカに対するWFPを通じた食糧援助として、総額2.0億円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. 中央アフリカは、2013年から続く国内騒擾の影響により甚大な人道危機に瀕しています。これに加え、気候変動による作物収量の減少やウクライナ情勢を受けた食料需給の逼迫により、2022年8月までに、全人口の約半数に及ぶ240万人が食料危機に陥ると推定されており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
  2. この協力は、中央アフリカ政府の要請を踏まえ、WFPを通じて食糧を供与することにより、同国の食料事情を改善し、開発課題の解決に寄与すること等を目的として実施するものです。
  3. この協力は、先月のG7エルマウ・サミットにおいて岸田総理大臣から表明したグローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援を具現化するものです。
  4. また、我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)中央アフリカ共和国基礎データ

 中央アフリカ共和国の面積は約62万3,000平方キロメートル(日本の約1.7倍)、人口は約492万人(2021年、世界銀行)、一人当たりGNI(国民総所得)は530米ドル(2021年、世界銀行)。


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