外務省・新着情報

令和4年7月13日

 7月13日(現地時間12日)、米国ニューヨーク市において、我が方、石兼公博国際連合日本政府代表部特命全権大使兼常駐代表と、先方キャサリン・ラッセルUNICEF事務局長(Ms. Catherine Russell, UNICEF Executive Director)との間で、ブルキナファソに対する供与額11.65億円の無償資金協力「中央地方及び中央西部地方における中学校及び技術教育職業訓練中学校建設計画(UNICEF連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ブルキナファソでは、前期中等教育(中学校)の総就学率は改善しているものの、中学校施設の不足のため、現在も約50%に留まっており、初等教育の修了者が中学校へ進学する割合は限られています。また、学校施設の不足から一教室当たりの収容生徒数が多いため、教育の質の面でも課題があり、中学校での修了率は39.0%にとどまり、留年率も22.6%に上っています。
  2. さらに、経済発展を担う人材育成及び若年雇用の推進において、経済界の人材育成ニーズに適切に応える職業教育の実践のため、前期中等レベルにおける技術科教育へのアクセス拡大に向けた取組が行われていますが、計画通りに進んでいません。
  3. この協力は、同国の中央及び中央西部地方において、中学校(普通科)及び技術教育職業訓練中学校の新設、並びに関連機材の整備を行うことにより、対象地域における前期中等教育へのアクセス改善及び学習環境の改善を図り、もってブルキナファソの教育の質の向上に寄与するものです。
  4. 我が国は、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において「質の高い教育の提供」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)ブルキナファソ基礎データ

 ブルキナファソの面積は、27万4200平方キロメートル(日本の約70%)。人口は2,090万人(2020年、世銀)、1人当たり国民総所得(GNI)は790米ドル(2020年、世銀)。


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