外務省・新着情報

令和4年7月13日
シュタイナーUNDP総裁と共に、記念撮影に応じる林外務大臣の様子
着席形式で、林外務大臣とシュタイナーUNDP総裁が会談を行っている様子

 本13日午前10時00分から約20分間、林芳正外務大臣は、アヒム・シュタイナー国連開発計画(UNDP)総裁(Mr. Achim Steiner, Administrator, United Nations Development Programme (UNDP))と会談したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本年2月にUNDPが人間の安全保障に関する特別報告書を発刊したことを歓迎するとともに、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジや気候変動対策等の地球規模課題への取組において、引き続きUNDPと緊密に協力していきたい旨、また、TICAD8の成功に向け連携していきたい旨述べました。シュタイナーUNDP総裁からは、安倍晋三元内閣総理大臣の逝去に対する深い哀悼の意が示されるとともに、人間の安全保障特別報告書の実践やTICAD8での連携を含め日本との協力を更に促進することへの決意が表明されました。これを受け、林大臣から、弔意に対する謝意を述べました。
  2. また、林大臣から、TICAD8では、共催者であるUNDPと協力してアフリカ自身が主導する発展を力強く後押しし、経済・社会・平和と安定の全てにおける持続可能なアフリカ開発の進路を示していく旨述べました。これに対し、シュタイナーUNDP総裁から、UNDPは人道、平和、開発の連携を重視しており、ウクライナやアフリカにおいてもこの分野で日本との連携を一層強化していきたい旨述べました。

[参考1]アヒム・シュタイナーUNDP総裁
 国連環境計画(UNEP)事務局長(2006年から2016年まで)、国連ナイロビ事務局長(2009年から2011年まで)、国際自然保護連合(IUCN)事務局長(2001年から2006年まで)、世界ダム委員会事務局長(1998年から2001年まで)を歴任。2017年7月より現職。

[参考2]国連開発計画(UNDP)
 UNDPは、国連システム最大の開発機関であり、高い専門的知識と豊富な経験、グローバルなネットワークを有し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みの促進において主導的な役割を果たしている。UNDPは、アフリカ開発会議(TICAD)を共催する等、開発アジェンダの推進において日本にとって重要なパートナー。保健(ユニバーサルヘルスカバレッジ/UHC)、ジェンダー平等、気候変動対策支援、人間の安全保障推進等の地球規模課題解決に向け、日本はUNDPと共に取り組んでいる。


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