外務省・新着情報

令和4年7月13日
特別フォーラムにおいて、開会挨拶を行っている林外務大臣と聴衆の様子
UNDP・JICA特別フォーラムで挨拶を行っている林外務大臣の様子

 7月13日、国連開発計画(UNDP)・国際協力機構(JICA)特別フォーラム「人間の安全保障とアフリカの挑戦-TICAD8に向けて」が開催され、林芳正外務大臣が開会挨拶を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 本フォーラムは、アヒム・シュタイナー国連開発計画(UNDP)総裁(Mr. Achim Steiner, Administrator, United Nations Development Programme (UNDP))の訪日機会を捉え、本年2月にUNDPが公表した人間の安全保障に関する特別報告書と、3月に創刊されたJICA緒方研究所レポート「今日の人間の安全保障」を踏まえ、8月に開催されるTICAD8に向け、人間の安全保障についての考察を深める目的で開催されました。このフォーラムでは、冒頭、安倍元総理大臣の御冥福をお祈りする黙祷後、林大臣及び特別報告書ハイレベル諮問パネル共同議長を務めた武見敬三参議院議員が開会挨拶を行い、シュタイナー総裁及び田中明彦JICA理事長の基調講演に続き、有識者によるパネルディスカッションで活発な議論が行われました。
  2. 林大臣は、開会挨拶の中で、日本がTICADプロセスを通じ人間の安全保障の理念を踏まえた取組を行ってきたことに触れつつ、TICAD8では、「人への投資」を重視し、アフリカ自身が主導する発展を後押ししていく旨述べました。また、TICAD共催者のUNDPとJICAによる現場での実践を通じて、アフリカの持続可能な発展のため、人間の安全保障の視点に立った日本の貢献を一層進めていく考えを表明しました。

発信元サイトへ