外務省・新着情報

日韓関係(旧朝鮮半島出身労働者問題)

【毎日新聞 青木記者】日韓関係について伺いたいんですけれども。徴用工問題、朝鮮半島出身労働者に関してですが、韓国側は、現金化は、なるべく避けたいというふうに考えて、いろいろ動いているようではあるんですけども、それについて、日本外務省として、どのように考えていらっしゃるか。それともう1点は、朴(パク)外務大臣が来日される可能性、いろいろ取り沙汰されていますけれども、その調整状況について伺いたいと思います。

【小野外務報道官】旧朝鮮半島出身労働者問題に関しては、仮に現金化に至ることになれば、日韓関係にとって深刻な状況を招くので避けなければならない、これが我が国の基本的な認識であります。
 このことは、これまでも韓国側に繰り返し伝えてきておりまして、今後とも、尹(ユン)政権側の対応をよく見極めた上で、日韓関係を健全な関係に戻すべく、韓国側と緊密に意思疎通をしてまいりたいと考えています。
 ご指摘の、朴振(パク・チン)韓国外交部長官訪日に関しましては、現時点で何ら決まっておりません。

安倍元総理大臣逝去(頼清徳台湾副総統の訪日)

【朝日新聞 相原記者】昨日ですね、中国外務省の報道副局長が、先日、安倍元総理の葬儀のために来日された、台湾の頼(らい)副総統の来日についてですね、中国大使館として、何か日本政府に抗議したというようなコメントをしてるんですけども、そこの事実関係とですね、仮にその行為があったとすれば、日本政府としては、どのような説明をされたんでしょうか。その2点を教えてください。

【小野外務報道官】台湾は日本にとりまして、基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する、極めて重要なパートナーであり、大切な友人であります。
 その上で、御指摘の人物は、安倍元総理の葬儀に参加をするため、あくまで私人として、私的に訪日をされたものであり、台湾との関係を非政府間の実務関係として維持をするという、我が国の基本的立場に、なんら変更はないものであります。
 ご指摘の点につきましては、承知をしておりますけれども、中国側との外交上のやり取りについて、この場でお答えをすることは差し控えたいと思います。何れにしても、我が国は、今申し上げた、我が国の立場に基づき、反論をしているところであります。

G7広島サミット

【中国新聞 樋口記者】来年5月の広島サミットに向けた準備状況について伺います。近々、おそらく準備事務局というのが立ち上がるというふうに承知しているんですけれども、準備状況を教えてください。

【小野外務報道官】先日のエルマウ・サミットにおきまして、岸田総理から、G7広島サミットを来年の5月19日から21日に開催する旨発表されたことを踏まえ、外務省としては、省内体制の更なる強化を図るため、近日中にG7広島サミット事務局を立ち上げる予定です。
 G7広島サミット日程も決定をいたしまして、諸準備が本格化していくことになります。こうした中、外務省としては、関係府省庁や広島県・広島市とも連携を深めながら、万全の体制で、引き続き、準備を進めていく考えであります。

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