外務省・新着情報

令和4年7月19日
ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード・サウジアラビア外務大臣と林芳正外務大臣
日・サウジアラビア外相会談

 7月19日、午前11時55分から約95分間、林芳正外務大臣は、訪日中のファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード・サウジアラビア外務大臣(H.H. Prince. Faisal bin Farhan Al Saud, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Saudi Arabia)との間で、会談及びワーキング・ランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、安倍元総理大臣の逝去に対するサルマン国王及びムハンマド皇太子からの弔電に謝意を述べるとともに、戦略的パートナーである両国の友好関係を更に発展させていきたい旨を述べました。これに対し、ファイサル大臣から、安倍元総理大臣の逝去に対して改めて弔意の表明があるとともに、サウジアラビアは常に日本とともにある、両国首脳のリーダーシップの下、日本との協力関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、サウジアラビアからの原油の安定供給に対し謝意を表明の上、国際原油市場の安定化と追加増産に向けた引き続きの協力を要請し、また、「日・サウジ・ビジョン2030」の下、再生可能エネルギーを含むクリーンエネルギー、気候変動、インフラ、観光、文化等、引き続き様々な分野での協力を一層推進したい旨述べました。これに対し、ファイサル大臣から、日本とサウジアラビアの戦略的パートナーシップは強固であり、国際原油市場の安定化に向けた協力も含め、引き続き緊密に連携したい旨述べました。
  3. 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略を受けた国際社会の連携や、安保理改革を含む国連全体の機能強化について議論しました。また、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとするアジア地域情勢についても意見交換を行い、引き続き連携していくことで一致しました。
  4. さらに、双方は、イランやイエメン情勢を始めとする中東地域情勢についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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