外務省・新着情報
令和4年7月20日
7月20日、多田栄介ITER機構長が林芳正外務大臣を表敬しました。
- 多田機構長から、ITER事業の進捗状況と同事業に対する日本の継続的な貢献について説明しました。
- 林大臣から、将来の重要なエネルギー源としての核融合エネルギーと核融合技術がもたらす波及効果に期待しており、ITER事業の成功に向けて引き続き多田機構長のリーダーシップを期待する旨述べました。
(参考1)ITER(イーター/国際熱核融合実験炉)事業
環境への負荷が少なく持続可能なエネルギー源の一つとされる核融合の科学的・技術的な実証を目的として、実験炉を建設・運用する国際共同プロジェクト。多国間の国際約束であるITER国際核融合エネルギー機構設立協定により独自の法人格を有する国際機関であるイーター機構が設立され、同機構が国際熱核融合実験炉「ITER/イーター」を建設・運転することとなった。現在、フランス・サン・ポール・レ・デュランスにITERを建設中。
(参考2)多田栄介ITER機構長
1978年日本原子力研究所入所。1988年博士号(工学)取得(東北大学)。1999年からITER関連プロジェクトに関与し、2012年からITER日本国内機関長、JAEA核融合研究開発部門副部門長、那珂研究所副所長、特任参与等を歴任。2015年からITER副機構長を務める。2022年5月、ベルナール・ビゴ前機構長の死去に伴い、暫定的に機構長に就任。