外務省・新着情報

米国務省「2022年人身取引報告書」の発表

【朝日新聞 相原記者】1点伺います。米国国務省が、昨日、世界の人身売買に関する年次報告書というものを発表しました。その中で日本については、4段階のうち、上から2番目という評価だったんですが、ただ、外国人技能実習制度や児童の性的搾取などについて、継続して問題視しています。これについての外務省の受け止めと、あと、米国側に何かこの件について、やり取りというか説明等をしているのか、その2点を教えてください。

【小野外務報道官】御指摘の報告書ですが、こちらは、米国務省が、米国内法の基準に照らして、独自に作成をしたものであります。ですので、個々の内容について、私(小野外務報道官)の方からコメントをする立場にはないと認識をしております。
 我が国政府からは、我が国の人身取引対策に関する取組につきまして、米国側に対し、これまでも累次説明を重ねてきたところであります。従いまして、今回の報告書で、我が国の取組が適切に評価をされていないということにつきましては、そうした経緯に鑑みましても残念に感じております。
 人身取引は重大な人権侵害です。日本としても、国際社会とともに、人身取引対策に、引き続き、積極的に取り組んでいく方針です。

安倍元総理大臣の国葬

【共同通信 福田記者】総理が、安倍元総理の葬儀について、「国葬儀」の形式で行うと、この秋に、表明されたけれども、この「国葬儀」には、各国からの要人の訪問も見込まれるんですが、外務省として、どう準備を進めていかれるかについて教えてください。

【小野外務報道官】安倍元総理の「国葬儀」につきましては、具体的な日程や開催場所も含めまして、現在、御遺族をはじめ、関係者と調整を行っているところと承知をしております。
 海外からの参列を含め、外務省としても、政府の一員として、今後、本件につきまして適切に対応してまいります。

中国で拘束されている邦人の逮捕

【毎日新聞 青木記者】一部報道で、中国で邦人が拘束されているという話がありますけれども、状況について、事実関係を確認させてください、お願いします。

【小野外務報道官】昨年の12月に、上海市で、中国の国内法違反があったとして、拘束された50代の邦人男性につきまして、本年6月に逮捕されたということを確認しております。
 政府としては、邦人保護の観点から、ご家族との連絡等、できる限りの支援をこれまでも行ってきておりまして、引き続き、適切に対応していく方針であります。
 また、中国側に対しては、様々なレベルや機会を通じて、早期の解放を強く求めてきています。引き続き、働きかけを継続していく方針です。

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