外務省・新着情報

令和4年7月26日
表敬を前に記念撮影を行う、鈴木外務副大臣とアヴァフィア・ユニットエイド事務次長
アヴァフィア・ユニットエイド事務次長による鈴木外務副大臣表敬の様子

 7月25日、午後4時10分から約30分間、鈴木貴子外務副大臣は、テヌ・アヴァフィア・ユニットエイド事務次長(Dr. Tenu Avafia, Deputy Executive Director, Unitaid)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、鈴木副大臣から、低・中所得国での医薬品の公平なアクセスの実現のために、革新的な医薬品・医療技術を迅速に現場に展開するユニットエイドの活動はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成の重要な要素であると考える旨述べました。
  2. アヴァフィア事務次長から、ユニットエイドに対するこれまでの日本の貢献に深甚なる謝意が示されるとともに、低・中所得国における良質かつ廉価な医薬品の導入に関するユニットエイドの具体的な取組、近年の新型コロナ対策事業、次期5か年の新戦略(2023~2027年)を説明の上、日本からの更なる貢献について期待が表明されました。鈴木副大臣からは、ユニットエイドが高い技術力を有する日系企業や、日本発の取組であるグローバルヘルス技術振興基金(GHIT)との間で今後さらに連携・協力を強化することへの期待を表明しました。また、今回の事務次長訪問や8月に開催が予定されるTICAD8サイドイベント等を通じ、ユニットエイドの重要な貢献が日本国内で幅広く認識され、日本との今後の協力の土台となることを期待する旨述べました。
  3. 双方は、来年に日本がG7議長国を務めると共に国連UHCハイレベル会合の開催も予定されることも踏まえ、UHCの達成を含むSDGの達成など国際保健課題の解決に向け、引き続き連携していくことで一致しました。
(参考)ユニットエイド(Unitaid)

 2006年、仏のイニシアチブのもと、革新的資金調達(航空連帯税等)を通じた公平な医薬品のアクセス実現を目指し設立された機関(世界保健機関(WHO)関連機関)。エイズ、結核、マラリアなどの医薬品等の研究・開発やアクセス改善等のイノベーションに関し、研究機関や国際機関等の活動を助成することを通じ、質の高い医薬品等が、安価に、迅速に途上国に供給されるよう支援を実施している。


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