外務省・新着情報

令和4年7月27日
  1. 8月8日から9月16日まで、国連三角パートナーシップ・プログラムの下、国連活動支援局がインドネシア共和国で実施する工兵(施設)要員を対象とした重機操作訓練に、陸上自衛官26名及び内閣府国際平和協力本部事務局国際平和協力研究員1名を教官及び連絡調整要員として派遣します。本プログラムがインドネシアで行われるのは初めてです。
  2. 本訓練は、インドネシアの工兵要員に対し、PKOにおけるインフラ整備、宿営地等の造成等に必要な知識及び技能を習得させるものです。本訓練の修了生は、PKOミッションに派遣され、PKOミッションの活動の迅速かつ円滑な実施に寄与することが期待されます。

[参考1]国連三角パートナーシップ・プログラム(UN Triangular Partnership Programme (TPP)) 
 国連、支援国、要員派遣国の三者が協力して国連PKO要員の能力構築支援を行う枠組み。日本は、平成26年の国連PKOハイレベル会合において、安倍総理大臣(当時)から支援を表明して以来、工兵、医療等の分野における訓練への教官派遣を通じて、この枠組みの旗振り役として推進しています。

[参考2]重機操作訓練のこれまでの実績
 平成27年から、アフリカ諸国を対象に計10回の訓練を実施し、8か国312名の工兵(施設)要員を育成しました。平成30年からは、アジア及び同周辺地域諸国を対象に計3回の訓練を実施し、9か国56名の工兵(施設)要員を育成しました。
 アジアでの開催は、前回令和2年2月から3月にかけてベトナムで開催されて以来、今回が4回目となります。インドネシアでの開催は今回が初めてです。

[参考3]訓練概要

  • ・訓練期間 :令和4年8月8日から同年9月16日(現地基準) 
  • ・派遣先  :ボゴール(インドネシア平和安全保障センター) 
  • ・教官要員等:豊田 剛至 2等陸佐 以下27名
  • ・事業内容 :インドネシアの工兵要員を対象とした重機の操作や整備の教育

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