外務省・新着情報

令和4年7月28日

 7月28日(現地時間27日)、リベリア共和国の首都モンロビアにおいて、我が方、望月寿信駐リベリア共和国日本国特命全権大使(ガーナ共和国にて兼轄)と、先方デー=マックスウェル・サー・ケマヤ・リベリア共和国外務大臣(H.E. Mr. Dee-Maxwell Saah KEMAYAH, Sr., Minister of Foreign Affairs of the Republic of Liberia)との間で、供与額3.0億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. リベリアでは、2度にわたる内戦やエボラ出血熱流行等の影響により農業基盤が弱体化した結果、未だ農家の生産力が低く、同国の主食のひとつである米の需要の大半を輸入に頼っています。このような状況下、直近のウクライナ情勢の影響により食料需給の逼迫や物価上昇等が起きており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
  2. この協力は、リベリアの食料安全保障の改善、栄養状態の改善等を目的とし、先月のG7エルマウ・サミットにおいて岸田総理大臣が表明した、グローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援の一環として、我が国政府米(約2,000トン)による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)リベリア共和国基礎データ

 リベリア共和国の国土面積は約11.1万平方キロメートル(日本の約3分の1)、人口は約518万人(2021年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約620米ドル(2021年、世界銀行)。


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