外務省・新着情報

令和4年7月29日

 岸田文雄内閣総理大臣は、7月31日から8月1日まで、第10回NPT運用検討会議に参加するためニューヨークを訪問し、一般討論演説などを行う予定です。同会議への出席は、日本の総理大臣として初めてとなります。

 核軍縮をめぐり各国の分断は一層深まっており、また、ウクライナ侵略の中でロシアが核兵器による威嚇を行うなど、「核兵器のない世界」への道のりは更に厳しいものになっています。

 こうした中、政府としては「核兵器のない世界」に向け、NPTの下で現実的な取組を進めていくことが重要であると考えており、岸田総理大臣の演説においても、NPTを重視する我が国の立場を発信するとともに、NPT体制の維持・強化のための各国の建設的な対応を呼びかける予定です。

[参考1]岸田総理大臣出張日程(予定)

7月 31日  羽田発、ニューヨーク着
8月 1日  NPT運用検討会議出席(一般討論演説を実施)、グテーレス国連事務総長との会談、軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)会合出席等
 ニューヨーク発
8月 2日  羽田着

[参考2]核兵器不拡散条約(NPT)について
 1968年に署名開放され、1970年に発効(25年間の時限条約)。我が国は1970年に署名、1976年に批准しており、1995年には同条約の無期限延長に合意。締約国は191か国・地域。同条約の3つの柱は「核軍縮」「核不拡散」「原子力の平和的利用」。

[参考3]核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議について
 5年に1度開催。今回は、2020年4~5月にニューヨークで開催予定だったものが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、2022年8月1日~26日で開催されることになったもの。


発信元サイトへ