外務省・新着情報

令和4年7月29日
講演する林外務大臣
講演会場の様子

 現地時間7月29日14時50分(日本時間30日3時50分)から約40分間、ワシントンD.C.を訪問中の林芳正外務大臣は、戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies (CSIS))において、「Our Future at a Historic Crossroads “A Free, Open and Inclusive International Order Based on the Rule of Law”」と題する講演を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、冷戦後我々が享受してきた自由で開かれた国際秩序を根幹から揺るがす暴挙であり、国際社会は、「法の支配」に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜けるか否かという歴史の岐路に立っている、との現状認識を示しました。
  2. 続けて、林大臣から、日米にとり戦略的に最も重要な地域はインド太平洋であり、無用な紛争を未然に防ぎ、地域のポテンシャルを安定・繁栄に繋げることが日米の目標であることを強調しました。
  3. その上で、林大臣から、インド太平洋地域で日米が取り組むべき課題として以下の3点を挙げ、「法の支配」に基づく自由で開かれた国際秩序の構築を、他の同志国と連携しながら、日米が主導していく決意を述べました。
  • (1)戦略バランスの回復
  • (2)経済秩序形成と経済安全保障
  • (3)日米同盟を支える重層的な人的交流の促進
[参考]林外務大臣の戦略国際問題研究所(CSIS)における講演「Our Future at a Historic Crossroads “A Free, Open and Inclusive International Order Based on the Rule of Law”」原稿(英文(PDF)別ウィンドウで開く仮訳(PDF)別ウィンドウで開く

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