外務省・新着情報

令和4年8月4日

8月4日(日本時間)、G7外相は、標記声明を発出しました。

(声明仮訳)
 我々、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国及び米国のG7外相並びにEU上級代表は、台湾海峡及びその他の地域において、ルールに基づく国際秩序、平和及び安定を維持するという我々の共通のコミットメントを再確認する。

 我々は、不要なエスカレーションを招く危険がある、中華人民共和国による最近の及び発表された威嚇的な行動、特に実弾射撃演習及び経済的威圧を懸念する。台湾海峡における攻撃的な軍事活動の口実として訪問を利用することは正当化できない。立法機関に属する者が我々の国から国際的な渡航をするのは通常かつ日常的なことである。中華人民共和国のエスカレートした対応は、緊張を高め、地域を不安定にさせる危険がある。

 我々は中華人民共和国に対し、地域において、力による一方的な現状変更をしないよう求め、また、両岸の相違を平和的手段で解決するよう求める。G7メンバーそれぞれの、一つの中国政策(該当する場合)と台湾に関する基本的立場に変更はない。

 我々は、台湾海峡の平和及び安定の維持に対する我々の共通かつ確固たるコミットメントを改めて表明し、全ての当事者が冷静さを保ち、自制し、透明性を持って行動し、誤解を防ぐために開かれた意思疎通を維持することを促す。

[参考]共同声明(英文)(PDF) 別ウィンドウで開く


発信元サイトへ