外務省・新着情報

令和4年8月18日

 8月17日(現地時間同日)、ブルンジ共和国のギテガにおいて、我が方、今井雅啓駐ブルンジ共和国日本国特命全権大使(ルワンダにて兼轄)と、先方アルベール・シンギロ・ブルンジ共和国外務・開発協力大臣(H.E. Ambassador Albert SHINGIRO, Minister of Foreign Affairs and Development Cooperation of the Republic of Burundi)との間で、供与額3億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ブルンジは、天水農業に依存しているため、気候変動の影響を強く受けています。2021年は洪水や地滑り等の自然災害が散発し、食物生産量が低下したことに加え、深刻な外貨不足や燃油不足により、海外からの食料調達が困難であるだけでなく、食料品を中心として物価の上昇も見られており、同国は深刻な食料危機状態にあります。
  2. この協力は、ブルンジの食料安全保障の改善、栄養状態の改善等を目的とし、6月のG7エルマウ・サミットにおいて岸田総理大臣が表明した、グローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援の一環として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)ブルンジ共和国基礎データ

 ブルンジ共和国の面積は約2.78万平方キロメートル(四国の約1.5倍)、人口は1,189万人(2020年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は240米ドル(2021年、世界銀行)。


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