外務省・新着情報

令和4年8月18日

 8月17日(現地時間同日)、ローマにおいて、我が方、大江博駐イタリア日本国特命全権大使と、先方ウテ・クラメルトWFP副事務局長(Ms. Ute Klamert, Deputy Executive Director for Partnerships and Advocacy of the World Food Programme)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ブルキナファソでは、治安悪化により放棄された耕地があることに加え、2021年8月に起きた局地的な洪水や、同年9月の水不足の影響を受け、2022年の穀物生産量は例年に比べ減少する見込みとされています。2021年11月時点で約260万人が食料危機に瀕しており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
  2. この協力は、ブルキナファソの食料安全保障の改善を目的とし、また、6月のG7エルマウ・サミットにて岸田総理大臣が表明した、グローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援の一環として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)ブルキナファソ基礎データ

 ブルキナファソの面積は27万4200平方キロメートル(日本の約70%)。人口は2,150万人(2021年、世銀)、1人当たり国民総所得(GNI)は860米ドル(2021年、世銀)。


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