環境省・新着情報
2022年07月25日
「第3回パリ協定とSDGs のシナジー強化に関する国際会議」の結果について
- 2022年7月20日~21日に、国際連合経済社会局(UNDESA)及び国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局の共催による「第3回パリ協定とSDGsのシナジー強化に関する国際会議」を、環境省がホストし、国連大学会議場(東京)及びオンライン会議を併用したハイブリッド形式で開催し、世界各国から130名以上の講演者を含む、2,000名以上が参加しました。
- 会議では、パリ協定の目標達成に向けた野心を高め、その実施を促進しつつ、同時にSDGsの様々なゴールの達成につながる相乗効果(シナジー)のある行動を加速化するため、各国及び様々なステークホルダーの効果的な取組事例等に基づき議論を行い、本会合の成果として、会合サマリーが発表されました。
- 環境省からは山口環境大臣が開会セレモニーとハイレベルセグメントに出席し、脱炭素先行地域等の我が国の取組を共有しました。
【添付資料】
- 別紙1:プログラム概要
会合開催概要
正式名称:第3回パリ協定と持続可能な開発のための2030アジェンダのシナジー強化に関する国際会議
(Third Global Conference on Strengthening Synergies between the Paris Agreement and the 2030 Agenda for Sustainable Development)
(Third Global Conference on Strengthening Synergies between the Paris Agreement and the 2030 Agenda for Sustainable Development)
- 日程:2022年7月20日~ 21日
- 会場:国際連合大学国際会議場(東京)、オンライン参加あり
- 主催:国連経済社会局(UNDESA)、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局
- ホスト:日本国環境省
- 協力:国際連合大学(UNU)、地球環境戦略研究機関(IGES)
- プログラム:別紙1参照
- 当省からの対応:山口環境大臣、小野地球環境審議官が出席
※会合の経緯・概要、プログラムの詳細、会合の録画映像、サイドイベント、サマリー等については以下の
会議ウェブサイトを参照ください。
https://www.un.org/en/climate-sdgs-conference-2022(英語)
https://www.iges.or.jp/jp/events/20220720-21 (日本語)
会合の成果
2022年7月21日の閉会セッションにおいて、主催者より、主要メッセージ及び今後の方向性について、下記の内容が会合サマリーとして口頭にて発表された。なお、書面での本会合サマリーと詳細な会議報告書は、順次、会議ウェブサイトにて公開される予定。
(1)主要メッセージ
- パリ協定とSDGsの目標達成の軌道に乗れていないことは明らかであり、目標の同時達成ために相乗効果のある行動をこれまで以上に強化することが必要。
- SDGsの実現と同時に、気候変動に強靭な実質排出ゼロの未来に向けて取組を加速させるためには、政府全体及び社会全体が参加することが必要。
- 政策の計画と実施において、公正な移行と誰一人取り残さないことを中核に据え、国及び地方の発展と気候変動戦略を地域循環共生圏等の統合的なアプローチに立脚して強化すべき。
- 気候変動とSDGsの相乗効果のある取組を実施するために、様々なステークホルダーの能力を強化することが重要。
(2)今後の方向性
- 相乗効果のある行動のために根拠となる知見を強化する。
- あらゆるレベルで様々なステークホルダーの対話を開催する(第4回会合はニューヨークの国連本部での開催 が望ましい。)。
- パリ協定の国が決定する貢献(NDCs)やSDGsの自主国家レビュー(VNRs)、国家生物多様性行動計画等を気候変動とSDGsの統合計画を強化する機会とする。
- あらゆるステークホルダーが協力し、相乗効果のある行動を実施する。
- 2023年の国連SDGsサミットやUNFCCC COP、CBD COPを始めとした、気候変動とSDGsに関する主要な政府間プロセスを活用し、相乗効果のある行動の主流化と強化を進めるために、本会合の成果をインプットする。
連絡先
地球環境局国際連携課
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8243
- 課長
- 川又 孝太郎 (内線 5150)
- 課長補佐
- 中原 一成 (内線 5152)
- 担当
- 菅藤 亮輔 (内線 5160)