外務省・新着情報

令和4年8月26日

 8月24日、ニューヨークで開催中の第10回核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議の場で、FIRSTプログラムに関する共同ステートメントが発出され、我が国も本ステートメントに参加しました。

 本ステートメントでは、FIRSTプログラムに参加するパートナーは、民生用原子炉、特にSMRの安全かつ安心な利用を促進するために協力し合うこととされています。FIRSTプログラムは、エネルギー安全保障と気候変動の目標を達成し、原子力安全、核セキュリティ及び不拡散に関する最高の国際基準と指針に沿って行動するために、原子炉設計における先進的な原子力技術と今後の革新的技術を活用するための基礎をパートナー国に提供しています。

[参考1]FIRST(Foundational Infrastructure for Responsible Use of Small Modular Reactor Technology)プログラム
 FIRST(Foundational Infrastructure for Responsible Use of Small Modular Reactor Technology)プログラムは、米国務省が2020年に開始した、小型モジュール炉(SMR)に関するキャパシティ・ビルディング・プログラム。支援対象国が、クリーンエネルギー目標を達成するため、原子力安全、核セキュリティ及び不拡散に関する原子力プログラムを開発する際の支援を行い、原子力分野における戦略的協力関係の強化を目指すもの。

[参考2]
 NPTにおけるFIRSTプログラム共同ステートメント(英文(PDF) 別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF) 別ウィンドウで開く


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