外務省・新着情報
令和4年8月26日
8月26日、午後3時35分（現地時間。日本時間午後11時35分）から約15分間、第8回アフリカ開発会議（TICAD8）出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、ジャン＝クロード・ガコソ・コンゴ共和国外務・仏語圏・在外自国民大臣（H.E. Mr. Jean-Claude GAKOSSO, Minister for Foreign Affairs, Francophonie and Congolese Abroad of the Republic of Congo）と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、TICAD8への参加に謝意を示すとともに、OPEC加盟国としてコンゴ共和国が国際原油市場の安定化に尽力していることに感謝し、引き続き原油市場の安定化と更なる増産に向けた協力を要請しました。これに対し、ガコソ大臣からは、安倍元総理大臣に対する弔意表明があり、林大臣から謝意を述べました。その上で、ガコソ大臣からは、日本のこれまでのTICADの取組を評価し、新型コロナ・ワクチン供与を含む日本からの広範な支援に謝意を述べるとともに、双方は、両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
- 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べました。ガコソ大臣からは、日本からの支援に感謝する、日本の国際場裏における貢献は引き続き重要と考えると述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
- このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、NPT体制の維持・強化に向けた連携を含めた軍縮・不拡散、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。