外務省・新着情報
令和4年8月26日
8月26日、午後5時（現地時間。日本時間翌日午前1時）から約30分間、第8回アフリカ開発会議（TICAD8）出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、ミカエル・ムサ・アダモ・ガボン共和国外務大臣（H.E. Mr. Michael Moussa ADAMO,Minister for Foreign Affairs of the Gabonese Republic）と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、TICAD8への参加に謝意を示すとともに、ワクチン接種体制強化のための300万ドルのコールド・チェーン整備支援を実施しており、保健、教育、環境保全等の幅広い分野で、ガボンの開発努力を引き続き後押ししていきたい旨述べました。これに対し、アダモ大臣からは、安倍元総理大臣に対する弔意の表明があり、林大臣から謝意を述べました。その上で、アダモ大臣は、ガボンはTICADを大変重視しているとし、日本からの広範な支援への謝意と更なる投資への期待を述べました。双方は、TICAD8の成果を踏まえ、スタートアップを含めた投資の促進を通じ両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
- 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べました。アダモ大臣からは、日本からの支援に感謝すると述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
- このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、NPT体制の維持・強化に向けた連携を含めた軍縮・不拡散、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。