外務省・新着情報

令和4年8月27日
会談を前に、コートジボワール共和国首相と記念撮影に応じる林外務大臣
パトリック・ジェローム・アシ・コートジボワール共和国首相とのワーキングランチの様子

 8月27日、午後12時55分(現地時間。日本時間午後8時55分)から約65分間、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、パトリック・ジェローム・アシ・コートジボワール共和国首相(H.E. Mr. Patrick Jérôme ACHI, Prime Minister of the Republic of Côte d’Ivoire)とワーキング・ランチを実施したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、TICAD8への参加に謝意を示すとともに、両国間の投資協定やコートジボワールへの投資促進・活性化の努力を通じた両国関係の深化を更に進めていきたい旨述べ、コートジボワール及び周辺国の安定にとって重要な北部地域の開発を後押ししたい旨述べました。これに対し、アシ首相からは、安倍元総理大臣に対する弔意の表明があるとともに、ウワタラ大統領がある交差点を元総理の名前を冠した名称に改称する決定を行ったと述べ、林大臣から謝意を述べました。また、アシ首相から、日本からの広範な支援に謝意を述べるとともに、中小企業を含む日本企業からの投資と日本による人材育成の更なる促進を期待する旨述べ、両者は、両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
  2. 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べました。アシ首相からは、アフリカの食料安全保障の脆弱性が明らかになっており、日本と協力していきたいと述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
  3. このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。また、今般のNPT運用検討会議を受けて、NPT体制の維持・強化に向けて引き続き連携していくことを確認しました。

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