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令和4年8月27日
会談を前に、ボチュウェイ・ガーナ共和国外務・地域統合大臣との記念撮影に応じる林外務大臣
日・ガーナ外相会談の様子

 8月27日、午後2時25分(現地時間。日本時間午後10時25分)から約25分間、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、シェリ・アヨコー・ボチュウェイ・ガーナ共和国外務・地域統合大臣(H.E. Mrs. Shirley Ayorkor BOTCHWEY,Minister for Foreign Affairs and Regional Integration of the Republic of Ghana)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、前回のTICADに続く、今次TICAD8への参加に謝意を示すとともに、経済関係深化のため投資環境整備への期待を示しつつ、保健分野や、運輸分野のインフラ支援等を通じて協力していきたい旨述べました。これに対し、ボチュウェイ大臣からは、安倍元総理大臣に対する弔意の表明があり、林大臣から謝意を述べました。その上で、ボチュウェイ大臣から、コロナ禍において野口記念医学研究所が果たした大きな役割に触れた上で、日本からのガーナに対する長年の支援に謝意を述べました。双方は、日本からのガーナに対する投資や人材育成の更なる促進を含め、両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
  2. 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べました。ボチュウェイ大臣からは、アフリカの食料安全保障の脆弱性が価格高騰といった形で既に具体化し始めており、日本からの支援に感謝すると述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
  3. このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。また、今般のNPT運用検討会議を受けて、NPT体制の維持・強化に向けて引き続き連携していくことを確認しました。

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