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令和4年8月27日
前に、前に、ラジョリナ・マダガスカル共和国大統領と記念に応じる林外務大臣の様子
ラジョリナ・マダガスカル共和国大統領と会談する林外務大臣

 8月27日、午後4時20分頃(現地時間。日本時間28日午前0時20分)から約20分間、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)出席のためチュニジアを訪問中の林芳正外務大臣は、アンジ・ニリナ・ラジョリナ・マダガスカル共和国大統領(H.E. Mr. Andry Nirina RAJOELINA, President of the Republic of Madagascar)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本年が日マダガスカル友好関係60周年であることに触れた上で、インド洋上の要衝に位置するマダガスカルは「自由で開かれたインド太平洋」を実現する観点から重要であり、トアマシナ港の拡張計画への協力を通じ、連結性強化に貢献したい旨述べました。これに対し、ラジョリナ大統領からは、安倍元総理大臣に対する弔意の表明があり、林大臣から謝意を述べました。また、ラジョリナ大統領は、両国の協力はダイナミックに発展しているとし、鉱物資源分野を含む日本企業からの投資プロジェクトを支援すると述べた上で、コメ生産を含む日本からの広範な支援に対する謝意の表明がありました。双方は、パートナーとして両国関係の一層の発展に取り組んでいくことで一致しました。
  2. 続いて、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略に国際社会で協調して対応していくことが重要である、日本としてアフリカの食料安全保障の強化に引き続き貢献していく旨述べました。ラジョリナ大統領からは、マダガスカル経済の脆弱性が明らかになっており、日本からの更なる支援に期待すると述べました。また、林大臣から、開発金融の透明性・公正性の重要性を説き、双方は共に協力していくことを確認しました。
  3. このほか、双方は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連全体の機能強化といった地域及び国際社会の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。また、今般のNPT運用検討会議を受けて、NPT体制の維持・強化に向けて引き続き連携していくことを確認しました。

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